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トピックス

症状について

もの忘れが気になる(認知症)

一度得た知能が大脳の器質的障害により低下する疾患。
一般的に、物忘れがひどくなる病気。
高齢化社会が進む日本において大きな問題になっています。
認知症は65歳以上の高齢者の1割近くを占め
加齢により発症率、有病率ともに急増する。
日本では人口の高齢化に伴い
今後20年間で患者数は倍増すると見込まれています。
アルツハイマー型認知症と血管性認知症が代表的でしたが、
最近ではレビー小体型認知症が多いことがわかってきました。

 

[アルツハイマー型認知症]-------------------------------

認知症の代名詞として知名度も高いでしょう。名称の由来はドイツの精神医学者"アロイス・アルツハイマー"に由来。
記憶障害と失語・失認・失行・遂行障害のために日常生活が大きく障害される病気です。

アルツハイマー病の初期は、認知機能がゆっくり低下し中期には認知機能の低下速度が速くなり精神症状、問題行動が目立つ様になります。
末期には再びゆっくり認知機能が低下するという特徴があります。
初期は見守り、中期には補助、後期には介助、末期には介護が中心となります。
それぞれの段階に応じて必要な手助けを心がけましょう。

病理学的には脳組織の萎縮、大脳皮質の老人斑の出現が見られる。
老人斑はβアミロイドと言われる蛋白質の沈着であることが明らかになっていますが、βアミロイドが直接の原因なのか、結果なのかは結論が得られておりません。

 

[非アルツハイマー型変性性認知症]-------------------------------

アルツハイマー型認知症以外の変性性病理による認知症の総称。

血管性病変による血管性認知症は含まれない。
アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症に比べて
非アルツハイマー型変性による認知症は少ない。
ただし、前頭側頭型認知症は
若年性の認知症の中では割合が高くなる。
前頭側頭葉変性症以外ではレビー小体型認知症が有名。
他には皮質基底核変性症、進行性皮質下グリオーシス、
進行性核上麻痺、ハンチントン病などがある。

主として皮質を侵す病態と、皮質下核を侵す病態、
さらに両者の侵襲による症状が目立つ病態とに分けられる。
それぞれの疾患に臨床診断基準はあるものの、
確定診断には病理学的検索が必要とされる疾患群です。
慢性進行性で原因も明らかでなく、治療法はまだ確立されていません。
初期から感情、行動障害を伴いやすいという特徴があります。

 

[血管性認知症]-------------------------------

脳血管障害に関連して出現した認知症の総称。

病巣の局在や広がりから

  1. 広範・多発梗塞型
    (塞栓性,血栓性の皮質枝系梗塞の単発または多発)

  2. 多発小梗塞型
    (穿通枝系の小梗塞の多発)
    またはビンスワンガー型(大脳深部白質の広範な不全軟化)

  3. 限局性梗塞型
    (海馬,視床,角回などの認知機能と密接な関係をもつ特定領域の病変)


以上3つに大別されます。
また、アミロイド・アンギオパチーによる
多発性脳葉型出血は出血性病変型とされる。
日本では、穿通枝領域の小梗塞多発例と
大脳白質を広範に侵すビンスワンガー型白質脳症が多い。
認知症の進展予防は脳血管障害の発症、再発予防と同一であり
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの
危険因子の治療と管理を行うことが重要です。

 

[前頭側頭型認知証]-------------------------------

前頭側頭葉変性症とも言います。

前頭葉や側頭葉前方の萎縮が見られる。
65歳以下で発症する場合がほとんど。
アルツハイマー型認知症は健忘や
視空間性障害などの認知障害が目立つのに対して、
前頭側頭型認知症は人格面、
社会的行動面での変化や崩れなど一般知性障害が目立つ。

 

[レビー小体型認知証]-------------------------------

アルツハイマー型認知症と同様の認知障害がみられるが、

症状に動揺性があり、ありありとした幻視体験を伴うことが多く、
パーキンソニズムがしばしばみられる。
そのため、初期の段階ではアルツハイマー型認知症や
パーキンソン病と診断されることがあるが、
この病気は薬物に過敏に反応するため
アルツハイマーやパーキンソン病の治療薬を通常量で投与することは
症状の悪化を招くことが多い。
早期発見と、適切な治療で進行を遅らせ症状を和らげることが重要。

 

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